2009年7月15日水曜日

* 宝物が生む宝物? *

題しまして「バナナとクローバー」
「オレアシとエビアン」
コンビニのクジで当たった。

* おいらノ宝物たち *

週は週明けからずっと首の痛みが酷くて、でも今日は仕事で通常どおり首が回る状態にどうしてもしておきたかったので、朝の日差しを浴びつつ整形外科へ。取り敢えず衝動的に体質の状態も知りたくなってきたので、血液検査も序に実施して頂いた。そのあとお医者さんに本題である首へのピンポイントで痛み云々を指摘され、「じゃあそれならさ。」ということで、また注射をうたれた。血液検査の結果は来週出るということなので、7日後の今日、再びこの場所へ訪れることになる。

 病院の帰路にて吸い込まれるように寄り道したキタムラ(カメラ屋さん)で、今朝ネットで発見したばかりのオリンパスのペン(*)という、一眼レフを早速発見。色は銀と白がある筈なのだが、展示は銀のタマだけだったので、白の在庫があるなら見せてくれないかと、店員に申し付けたところ快く出してきてくれ、開封してくれたので拝見。ホールド感よりもその質感に押され購入。わが鉄馬ローライダーのマフラー選択に二の足を踏んでいたところに突如現れた、その小さな白騎士により呆気なく選択肢は浄化されたのだ。


 そして仕事を終え、今日という一日のとりを飾るのはささやかなるお宝の3ショットであった。真ん中が其の白騎士で、前のが白チビで後ろが黒騎士ね。




* OLYMPUS PEN
http://olympus-imaging.jp/pen/index.html



2009年7月14日火曜日

* * * コラム① 数値入力について * * *

 最近ともだちの結婚披露宴パンフ作成などでばたばたしてて、なかなかブログに手つけられないです。落ち着いたらまた再開します。

 ところで、C4Dの座標やその他数値の入力フォームなどに計算式が使えるのはご存知ですか?
 例えば、もともと156だった数値から88引いた位置にオブジェクトを移動したい場合、暗算の弱いコたちはいちいちちょっとの手間をかけて計算して出た解を入力する必要はなく、156-88と入力してエンターしてあげればC4Dがそれを計算して解の68に変換します。もちろん、もっと複雑な計算式を入れても平気です。

 ちょっとした使い勝手機能ではありますが、ビギナーは意外と気が付いてないとこだと思うので、「数値の入力には計算式も使える」ということを覚えておくと便利です。

2009年7月1日水曜日

4-5. 葉っぱを作る。⑤

いよいよ葉っぱ初級編の葉っぱ作りも大詰めです。今回はデフォーマの中でもけっこう使用頻度が高いと思われる「屈曲」デフォーマを使って、首もとの茎の部分を曲げてみましょう。


まず「屈曲」デフォーマを出してください。屈曲デフォーマはオブジェクトを「く」の字に曲げたりするために使うのですが、現在、強度が掛かっていないの状態なのでデフォーマ枠は四角のままで曲がりの方向が解らないと思います。なので慣れないうちは、仮に強度を入れておいて、目で見てどっちに曲がっているか解る状態にしておくといいかもしれません。

というワケで、屈曲デフォーマの強度に適当な数値を入れてみてください。

どうですか。ちゃんと曲がってますか?

これでデフォーマが曲がっている方向が解ったと思いますが、おそらくは葉に向かって横方向に曲がっていると思います。今回は葉っぱの裏側のほうへ向けて曲げたいので、属性の「角度」に90と入力してください。これで曲がる方向が90度回転しました。

しかし、デフォーマのサイズが大きすぎるので、このままleafに適用するとけっこう大きな範囲で曲がってしまうはずです。今回曲げてみたいのは茎のほうだけなので、もっとサイズを小さくして、もっと位置を下げます。

モデルモードであることを確認した後、座標の「サイズ」(X、Y、Zのうちどれでもいい)に40と入力して、続けて「位置(Y)」に-110と入力して適用してください。これで目的の位置にデフォーマが移動したと思います。

最後に、leafの子に入れて曲がり具合を確認してみましょう。自分でちょうどいいと思った角度まで強度を調整して完成です。


おつかれさまでした。

少しはモデリングに慣れましたか?

ここまでの工程をささっと作ってしまえるようなら、かなり上達していると思っていいです。

2009年6月28日日曜日

4-4. 葉っぱを作る。④

4-3の最初では板っぺらだったオブジェクトが、かなり葉っぱぽいシェイプになったと思います。
が、まだ横から見ると一直線で、シソの葉みたいなので、もうちょっとだけ掘り下げて作ってみます。今回も「モデルモード」で話を進めていきます。





葉っぱにはちょっと丸みというか湾曲感を出したいので、今度は別のデフォーマを使ってみます。

まず「球状化」デフォーマを出してください。次に、球状化デフォーマの属性で半径を250、強度を50くらいに設定してください。そして、例の如くオブジェクトマネージャでleafの子に入れます。前の2種類のテーパーデフォーマと同階層であれば問題なしです。


そうすると、葉っぱがちょっと破綻した感じに膨れちゃいましたよね?焦らなくていいですよ。取り敢えずこれでいいので。

さて、このままだとカタチはあからさまにおかしいので、球状化デフォーマを選択して座標のZ位置に200と入力してください。すると、球状化デフォーマは基点よりも200、Z方向へ移動しましたね。これで、葉っぱにもイイ感じの反りが加わってると思います。


このあと更に別のデフォーマを使って、葉っぱの下のほうにある茎の部分から葉に向かう部分でちょっと曲げてみようと思います。

が、その前に、今のままではデフォーマが3つも混在していて、この上更に別のデフォーマを出してくると視覚的にもゴチャゴチャしてワケがわからなくなりそうなので、一度この形でフリーズさせることにします。

まず親であるleafを選択した常態の上でマウスを合わせて、右クリックメニューを出してください。
そこに「現在の状態をオブジェクト化」という項目があると思うので実行してください。これで今まで作っていたleafの下にもうひとつ階層構造を持たないleafのコピーが出来てると思います。



違いが解りますか?


今までのleafは子にデフォーマを3つ抱えた形で変形を保っていたので、例えば子のデフォーマを削除するなり、親の外に出してしまえば親であるleafはまたもとの四角い板っぺらにもどってしまいますが、この「現在の状態をオブジェクト化」を実行すれば、デフォーマが効いた状態をそのままオブジェクト化してしまうことができます。

しかも、オブジェクト化する前のものも残っているので「やっぱりこのカタチは気に入らないや」ってなったときに再びデフォーマ変形の調整段階まで戻ることも容易だというワケです。

ただし、フリーズ(オブジェクト化)してしまっているほうの新しいleafを、デフォーマが含まれている状態に戻すことは出来ないので、作業中に「あとでやり直すかもしれないな」と感じてるときはオリジナルであるデフォーマを含んだオブジェクトも非表示設定にしておくなりして残しておくようにしたほうが、あとあと無難です。

今回の場合はもうオリジナルは必要ないので削除します。紛らわしいので。
デフォーマを含んだleaf(親)を選択して[Delete]キーを押してください。


4-3. 葉っぱを作る。③

それじゃあ、いよいよ変形させていきます。そろそろ基礎編のように詳細な記述説明を減らしていくので自分の体で作業を覚えてるかどうか認識しつつ進めてください。





まずは、上テーパーの属性で強度を100%に変更します。葉っぱの先端らしき形状にオブジェクトが変形したと思います。ためしに同じく属性にある「フィレット」のチェックボックスを有効にしてみてください。


ほら、葉っぱの先が曲がり具合がちょっとかわった。

このフィレットを使うかどうかは自分がどんなカタチを作りたいかどうかによります。フィレットがない感じのカタチがイイかなって思うときはそれでいいと思います。どうしようかな。今回は入れないでおこうっと。

せっかく入れたフィレットだけど今回は入れないカタチにしたいので、もっかいチェックを外してくださいな。



さあ、今度は下テーパーもやってみよう。
下テーパーの強度も90%くらいまであげてみてください。すると。。


あれれ。。。?
ホントは下テーパーは茎のほうの下を細めたかったのに上テーパーと同じように上が細まったせいで上がさらに細くなってチョンマゲみたくなっちゃった。
それもそのはず。下テーパーは上テーパーをそのままコピーして位置移動しただけだからね!

これじゃあ、まずいので下テーパーを180度回転させてさ、細くなってるほうを下に向けてあげればイイネ。

「回転ツール」を選んでください。
そうすると今まで3本矢印だったピボットが回転用バンドのピボットに変身しました。これもSLとおんなじ。これでピボットの青いバンドの方向に180度回せばいいので、マウスをドラッグしながらピボットの青いバンドを回転させてください。その際に[Shift]キーを押しながら回すとキッチリ5度きざみで回るので180度のようなキリのいい数値にしたいときは重宝します。


デフォームが効いてる常態なのでまわしてる途中うねうねオブジェクトが変化しますが、気にせず180度いっちゃってください。(まわしてる途中に数値が表示されるので何度になったかわからなくなるようなことはないと思います。)


どうですか?できた?

ちゃんとできたら、ほらみて。葉っぱぽくなっている!


座標を確認してみてください。角度のBがちゃんと180度になっていますか?もし180よりもずれてたらちゃんと180と入力して直してあげてくださいね。

4-2. 葉っぱを作る。②

本題に戻ります。「モデルモード」で作業を進めています。



改めてテーパーデフォーマを出してみてください。デフォルトの状態ではオブジェクトと比較してちょっと大きいのでデフォーマをオブジェクトに適したサイズにします。

まず、オブジェクトマネージャからテーパーデフォーマを選択して、「属性」から「オブジェクト」タブを見てください。「サイズ」のパラメータを見ると最初は250の立方体であることがわかります。ここを、140、130、140と入力しなおしてください。ビューではデフォーマを示す枠が幅と奥行きが140で、高さが130の大きさになったと思います。


このデフォーマは葉っぱの先端部を細めるのに使うことにするのでもうちょっと上に移動させます。「座標」の「位置」を見てくださいX,Y,Z全て0になっていると思います。今回はこのデフォーマを上にもう少し移動させたいので、Y座標の位置に85と入力してリターンキーか右下の「適用」ボタンをクリックしてください。これでleafオブジェクトの上面にテーパーデフォーマの上面がぴったり合う位置に移動すると思います。

取り敢えずこのテーパーデフォーマの名前を「テーパー」から「上テーパー」とか自分で解りやすい名前に変更しといてください。



このテーパーデフォーマは、同じようなものをあとでもういっこ使いたいので、また新しくもういっこ出してきてもよいですが、面倒なのでこれをコピーして使うことにします。

コピーするのは簡単です。オブジェクトマネージャでテーパーデフォーマを選択して[Ctrl]+[C]キーを押した後に続けて[Ctrl]+[V]キーを押す。もしくはテーパデフォーマ自体をマウスで[Ctrl]キーを押しながらオブジェクトマネージャ上の他の位置にドラッグします。そうすると+マークが出つつコピーされたものが生成されます。まあ、いわゆる基本操作ってやつです。

さて、コピーしたテーパーデフォーマはそのままではコピーもとのオリジナルと全く同じ位置に重なってるので、先ほどの上テーパーを移動したときと同じようにY座標の位置に数値を入力します。85になっているY座標位置を-45と打ち直します。これでコピーもとのテーパーの下面と、コピーしたテーパーの上面がぴったり合う位置に移動してると思います。

このコピーしたテーパーの名前も「上テーパー」から「下テーパー」とかに変更しといてください。
因みにデフォーマの名前は日本語でも英語でもなんでもいいです。自分で解りやすい名前をつけてください。(慣れてくると名前がなんであってもどれが何なのか解るんですが、慣れないうちは同じ名前のものが複数あると混乱しがちだと思うのでリネームするクセをつけてください。)


次に、
いま出来た上下ふたつのテーパーをオブジェクトマネージャ上でふたつまとめて選択して、ふたつまとめてleafオブジェクトに入れ子にします。このように複数まとめて選択するには左クリックをドラッグして選択枠を出して選択するか、ShiftキーやCtrlキーを押しながら選択していくなど。です。
階層構造が次のようになっていればバッチリです。


下テーパーが上テーパーの子になっているような状態はNGです。あくまで上テーパーと下テーパーの階層は同列にしてください。